この「ボランティア活動」の体験談は2021年7月25日(日曜日)に難波市民学習センターにて開催した際の中国人留学生「劉夢月さん」が講師にお迎えして実際に彼女が体験した国際交流ボランティア活動勉強会のセミナーで話された内容をブログ記事として掲載してみました。

実際に「国際交流ボランティア活動に参加してみてみて、どうだったの?

そのレクチャーの内容を順に追ってご紹介させていただきます。

Step 1
“Trigger” 国際交流ボランティア活動に参加してみようと思った最初のきっかけ
まず最初は、何から始めるべきか?悩みました。
と思っても・・・
どうすればいいのか?
何すべきなのか?
どこで「国際交流ボランティア活動」を募集しているのか?(情報を得たらいいのか?)
そこで私は大阪市にある「ボランティア協会」に行って相談してみるのが最良の策かと思いアドバイスを聞きに行きました。
最初のモチベーションは「日本人・外国人問わず様々な人と交流できて、自分の力で社会にも貢献できる。」いうことで友達と一緒に、実際に「国際交流ボランティア活動」に参加に参加してみて、そこで得たエピソードについてご説明させていただきます。
Step 2
“Concrete example” 経験してみた日本でのボランティア活動の実例
では、まず最初に具体例として、どのようなことをやってきたのか、「国際交流ボランティア活動」・「大学内でのボランティア活動」内容についてご実体験に基づいてご紹介させていただきます。
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- 【大学内でのボランティア活動】
私が現在留学している大阪市にある大学内で、オープンキャンパスの日に来場者に対して校内を案内して廻るツアーガイドをして校内にある施設や設備、講義内容やイベント行事、大学内での活動等に関して説明しました。
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- 【来日している外国人に対してのボランティア活動】
国際交流イベントで、観光地で外国人らに対して有名な観光スポットを案内しました。
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- 【小学生へ異文化(中国の紹介・レクチャー)のボランティア活動】
大阪市の公立の小学校の生徒らに私の出身地である「中国と故郷について」講演会を開催して講義しました。
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- 【外国人に対しての語学サポートのボランティア活動】
大阪府に居住している在日外国人らに対し、支援として「日本語学習をサポート」したり、日本での「生活支援」していました。
Step 3
“About International Voluntary Work” 国際ボランティアの種類
ボランティア活動内容は大きく分けて下記の通り2種類あります。
スタディツアー
文字通り学び中心の「学習プログラム」、 公共の施設を訪問、そので人々との交流、各種ワークショップなどを行う等の活動
海外ボランティアプログラム
リアルでの活動中心。 発展途上国まで行ってでボランティア活動を行い、現地のスタッフとともに教育・保育・建設・衛生・文化・給食などの支援活動を行うもの。
参加方式
下記にURLを貼ってありますので参考にしてみてください。
国際ボランティアを提供する主な事業者はボランティア団体、旅行会社、学校などから国際交流ボランティアの情報を得る。
Step 4
“feature” 海外(国際交流ボランティア)の特徴
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- 発展途上国でボランティア活動に従事する期間は 数日程度のものから長期間にわたるものまで幅広くあります。
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- 有償ボランティア、全く報酬の出ない無償でのボランティア活動の両方がある。
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- 滞在国に居住するので、現地の人々とのコミュニケーションをスムーズにとらないといけないため、高いレベルの英語が必要でとされています。
Step 5
“episode” 友達の経験談にまつわるエピソード
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- ここで大学のルームメート(中国人)による実体験の例
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- 【STEP 1】
いろいろな情報収集をしてから、その中でも一番興味のあった国際交流プログラムをホームページで申し込みました。
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- 【STEP 2】
全国から応募のあったボランティアスタッフと共にスリランカへ渡航し、ボランティア活動に従事してみた。
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- 【STEP 3】
スリランカの学生に中国語と中国文化を教えました。(期間は一週間)
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- 【STEP 4】
現地の子供たちの笑顔に癒された。やりがいや充実感・達成感を得られて、人から感謝されて机の上や本では学べない人生の良い勉強、お金では買えない貴重な(体験)を得る事ができました。
Step 6
“Experience” 国際ボランティア活動から得られたもの
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- 異なる国の民族性や習慣を経験して異文化理解、相互理解ができました。
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- 異文化理解と異文化コミュニケーション能力の向上も同時にできました
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- 語学が必要であるが、必ずしも上級レベルの語学力は必要としない。現地での国際交流活動ボランティアに参加しているうちに、言語も上達することができました。
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- 活動に参加するメンバーと支援する対象は日本人だけではなく、様々な国の人がいる。諸外国の友達を作れ、多様な人間関係になり、自分も成長できました。
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- 現地の風景、習俗などを自分自身で体験でき、自国のものを伝えられる。それは人生の素晴らしい財産となりました。
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- 国境を越え、自分と似たような境遇の人と出会え、情報を交換できました。
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- 多文化共生の経験を活かして 国際化を担う人材になれました。
Step 7
“Point” 国際ボランティアで得たもの、学んだことのポイント
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- 相互学習=ウインシチュエーション(お互いに助け合い、成長できる場)
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- 「オウム返し」がいい方法。(語彙力が足りない外国人に対しては、相手の言葉を繰り返してコミュニケーションを図る方法が良いとされています。)
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- やる気、行動力があればできる。(知識や経験よりもやる気があれば誰にでもできるのがボランティア活動の基本です。)
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- 臨機応変・柔軟な応対をする。(自分の意思を強制することがないように相手の立場になって物事を考える重要性。)
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- 異文化理解と異文化コミュニケーション能力が上達する。(異文化についての理解を増す事により自分自身の成長にもつながり、勉強にもなる。)
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- ステレオタイプを捨てる。(民族・習慣・などを理解して、人種差別や偏見が無くなる。)
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- 自分の考え方を押し付けず、相手の考え方・視点を大事に。(相手をリスペクトし、思いやり、尊重する、協和の心が芽生える。)
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- 上手な「話し手」と「聞き手」。(語学の国際交流ボランティアを通じて、コミュニケーション能力がアップする。
Step 8
“Mutual learning” 相互学習
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- ボランティアは社会的弱者との伴走者(ばんそうしゃ) ともに学び成長できる機会(場)。
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- 日本人ボランティアが支援対象から日本語語彙と文法についての質問を聞かれた。(私にとって日本語は第二外国語になるので、文法や語彙力が試され、より実践的な日本語会話力が飛躍的に向上しました。
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- なぜ大学内での専攻名は「国際コミュニケーション」で、所属 機関名となると「国際交流部」と呼ばれるか(大学内での学部での呼び名と公共機関とで呼び名が違うことに違和感を覚えました。
Step 9
“repeat” 「オウム返し」方法(実例)
- 外国人らと日本語でコミュニケーションを相手の「不安」や「緊張感」をほぐしてあげる手助けする・
すぐ答えると、さらに不安・緊張を増すので、日本人同士との会話と外国人らと日本語で会話する際の「コツ」と「ヒント」
例:プライバシーにあれこれ詮索してくるような失礼な質問をしてくるような人
「恋人がいる?」
「結婚している?」
(中国人の女の子というだけで)誤解からくるのためヘイトスピーチ、中傷誹謗を言われた
…
それにより「やる気も失せ」「傷心し」「モチベーションも下がり」やめる、やりたくないと考えるようになりました。
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- しかし、考えを改め、悪いことばかりじゃない。それらを無視して国際交流ボランティア活動を続けて行こうと最終的に決断しました。
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- やる気、行動力があれば誰でもできるという信念のもとに私は私自身鼓舞し、頑張り通しました。
Step 11
“Try” 自分のやってみたいボランティア活動を見つけて実際にやってみる。
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- ひとくちに国際交流ボランティアと言っても募集対象が多様なので多くの選択肢があるので、自分に合った活動を見つけて行動に移す。
- 異なる対象者・事業内容などによって募集内容も多岐にわたるので、自分の希望する(興味のある分野)を選ぶようにする。
- 臨機応変、柔軟に対応する。
- 自分から話すのが苦手な外国人参加者⇒(下手な外国語でもうまく会話ができるように)会話をリードしていく
- 自分のこと(中国・中国人のこと)を話して、外国人参加者に声をかけさせて、話すきっかけをつくる
Step 12
“Communication” 異文化理解と異文化コミュニケーション能力
ステレオタイプを捨てる
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- 各国のタブー、習慣などをお互い注意、理解する努力をしリスペクトし、相互理解をして異文化を尊重しあう
例:日本では麺類を食べるとき音を立ててすすりますが、中国ではそれは下品な行動としてみなされます。